2008年05月07日

一般的に効果があるとされるSEO対策 - その1

今までメインの記事に対して話の節々にSEOの事を書いた事はありましたが、SEOをメインに書いた事がなかったので書いてみようと思います。

ついでにカテゴリも作ってみたりして・・・(笑)

さてSEO(サーチエンジン最適化)についてですが、
作業としてすぐに実行できる事とそうでない事があります。

言い方を変えると、

1.自分だけで実行可能な部分

と、

2.自分だけでは難しい部分

があるという言い方になるのかな。(言い方が難しいw)

まず1は大きく分けると、




1-1.htmlソースの最適化
1-2.ユーザビリティ・アクセシビリティの向上
1-3.外部サイトへの露出(登録・宣伝など)

こんな感じに分かれるかと思います。

今回は1-1について書こうと思います。

1-1は具体的には、

A - 動的ページはなるべく静的ページへ
B - HTMLからXHTML+CSS(外部ファイル)へ
C - metaタグの最適化
D - タイトルの最適化
E - hタグ、strongタグの最適化
F - JSファイルの外部化
G - 特定キーワード含有率の最適化

こんな感じですかね。

以下はA〜Gの説明です。


---------- A ----------

動的ページは静的ページより検索エンジンにインデックスされにくいと言われています。
もしくはインデックスされたとしても評価が低いとかもあるのかな?
現在はそれほど感じる事はなくなってきたのですが、少し前は明らかに動的ページはインデックスされにくかったです。
SEOのこともあるのですがサーバへの負担を減らすという意味でも有効な作業なので、私は行っています。
サーバでのスクリプト処理がなくなる分、ユーザの待ち時間も減りブラウザの表示も早くなります。


---------- B ----------

今やネット上の時代の流れがXHTML+CSSを推奨するようになってきています。
無料ブログなどは、ほとんどがこれです。
XHTML+CSSのメリットとしては、

■■■ 作成側 ■■■

【デザインの変更が容易】
  ・複数箇所を一括で変更できたり、装飾の変更が簡単になる。

【ファイルサイズのスリム化】
  ・テーブルタグやフォントタグなどを廃止してCSSで外部化することにより、ページあたりのファイル容量削減が可能。

【作業の分業が可能】
  ・1人はCSSの作成、もう1人はラフからコンテンツの配置をXHTMLで組む。という分業が可能。

【ブラウザ依存による表示の違いを吸収】
  ・クロスブラウザを意識して上手に組むことにより、各ブラウザ間の表示の違いを吸収し、どのブラウザでも同じ様に見せることが可能。

【今後の業界標準に近い】
  ・数年先は正直わからないが現時点ではWEB標準として認められているため精神的に少し安心。


■■■ 閲覧側 ■■■

【表示速度向上】
  ・テーブルタグなどは全て読み込んでからしか表示できない等の難点があるが、それらを排除することやファイル容量削減による表示速度の向上。

【ブラウザ依存による見づらさを解決】
  ・これは作成者の技術に依存するが、クロスブラウザを意識して組むことにより各ブラウザ間の表示の違いを吸収し、ブラウザによる見え方の違いを感じさせない。


---------- C ----------

目的は検索エンジンに好かれて、且つ拾って欲しい情報を少しでも多くキャッシュしてもらうため。



<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=サイトの文字コード" />
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css" />
<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript" />
<meta name="Robots" content="INDEX, FOLLOW" />
<meta name="Keywords" content="ここにキーワードを10個程度記述" />
<meta name="Description" content="ここに全角80文字程度のサイト紹介文を記述" />



上記以外のmetaは必要ないと感じているので書かないです。
逆に上記のmetaは必ず書くようにしています。


---------- D ----------

例えばトップページのタイトルが
「ウェブサイトの技術」
で、
内部の情報ページの内容が
「SEO対策について」
だった場合、

「ウェブサイトの技術 - SEO対策について」

という表記をよく見ます。
このseesaaブログもデフォルトでは上記の順に並んでしまいます。

でもSEO的に強いタイトルは情報ページに書かれている内容を少しでも前に持ってくる書き方です。
よって上記のタイトルは

「SEO対策について - ウェブサイトの技術」

の方がベターとなります。
こう書く事で検索エンジンでの順位が結構変わってきます。
(タイトルは順位にかなり影響を及ぼします)


---------- E ----------

hタグは見出しタグと言うものでh1〜h6を上から順に使っていくのが正しい使い方になります。
strongタグはページの情報の中で強調したい部分を囲みます。

ただし最近の検索エンジン、特にYST(Yahooのクローラ)ではhタグやstrongタグの使いすぎに過剰反応を起こすようで、これらの使いすぎやキーワード密度(Gにて説明)の濃すぎによりTDP(トップページ下落ペナルティ)と呼ばれる、トップページだけが検索結果の下位(1000位以下など)まで飛ばされてしまうという現象まで起こっています。

ですのでhタグやstrongタグは慎重に使う必要があります。
その単語や文章は本当にhやstrongで囲む必要があるかどうか考えてから使ったほうがよいでしょう。


---------- F ----------

これはCSSを外部化するのと同様にクローラ(検索ロボット)がそのページを読みに来た時、少しでも読みやすく、拾って欲しいキーワードを拾ってもらいやすくする為です。


---------- G ----------

1枚のページ内に単語が100個あるとしてそのうち自分が強調したい単語が3個ある場合、キーワード含有率は3%となります。
最近は5%前後がベストだと言われていて、それ以上高いとサイトによってはEでも書いたTDPに陥る場合もあるようです。
実は私もこれが原因で一度TDPを食らった事があります。
特定ワードの密度を下げる事で1週間程で復活しました。
ヤフーのトップページ下落ペナルティ(TDP)の確認法 - 1000番目にも出てこない意味【改訂】
Yahoo、サブページがTDPを受けるようにアルゴリズム変更
ペナルティー実例ページ



長くなりましたが1-1についてはこれくらいでしょうか。

1-2以降はまた今度書きます。


htmlソースの最適化は、簡単に言えば綺麗で正しいhtmlを書くことだと思います。
検索エンジンにも閲覧者にも好かれるようなhtml(ソース)を書くことにより、結果的にSEO対策として効果を発揮するのだと考えたほうが自然かもしれませんね。



最後に、
初心者の為のSEOチェックリスト-SEOmoz
私がよくお邪魔するようになったブロガーさんの記事です。
日本語に翻訳してくれてあり、非常にわかりやすく丁寧に書かれていますので読んでみてください。


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posted by トモヒロ | Comment(2) | TrackBack(0) | SEO
この記事へのコメント
SEOの記事にご紹介していただけるなんて、恐れ多いです^^;
SEOについての記事を読んだりするのは楽しくて、知識をつけていくのがとても楽しいのですが
私は一つの事にこだわりすぎたりする傾向があるので悩ましいところです。
トモヒロさんの言うように、ユーザーに優しい事が結果的にSEO対策としてよくなっていくような気もします。
最近では、ヤフーのあまりのブログ嫌いにヤフーはXHTMLが嫌いなんじゃないかなんて妄想まで出てきてしまいました。
単に古いドメインが好きなだけでしょうか?
Posted by K子 at 2008年05月08日
Yahooは以前TDPがあった時以来、過剰なSEOには厳しくなりましたね。

でも、明らかなSEOスパムをしているサイトがいまだに上位に来ていたりもする所がYahooのわからないところです^^;

文字色を背景色と同じにして最下段あたりに羅列しているようなサイトが上位にいるのも見たことがあります。

ブログに関しては、今は通常検索とブログ検索両方にひっかかりますが、YahooもGoogleもそのうちブログインデックスDBとブログ以外のサイトインデックスDBは分かれていく気が・・・。
あくまで憶測ですけどね^^;

ユーザに対して、
「探している情報をいかに的確に提供できるか」
を突き詰めた結果であれば私はそれでいいと思います。

Yahooが古いドメイン好きなのは昔から変わらないですね。
まあドメイン取得日が古くて今も続いているようなサイトはしっかりしている所が多いのも事実なのでしょうけど。
普通に運営していて同程度の内容のサイトでしたら被リンク(ナチュラルリンク)は運営年月に比例するでしょうし。。
Posted by トモヒロ at 2008年05月08日
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